看護師として働く方の中には、20代で転職する方も少なくありません。病院ごとに大きく異なる待遇や人間関係に悩んで転職を決意するという方も多いです。20代で転職というのは少し早いのではと思う方もいるかもしれませんが、実際は売り手市場であり転職しやすい状態になっています。転職するのであれば20代であっても何の問題もありません。とはいえ、新卒で働き出した職場から早々に転職するとすぐに辞めてしまう人というイメージがついてしまいかねないので、2年以上は続けることが重要となります。また、20代で転職する際には待遇を重視する方が多いです。

しかし、医療施設では若い人材にそこまで良い待遇を用意していないことも多く、微妙にミスマッチが起こっています。売り手市場にも関わらず転職に失敗してしまう方がいるのはこのためです。転職をするからには前の職場よりも良い条件を求めるというのが自然ではありますが、必ずしもそれを実現できるとは限らないので離職前に転職先の調査を行っておくことが欠かせません。さらに看護師の転職事情において重要となるのが新しい医療施設の存在です。現在高齢化がどんどん進んでおり、新しい医療施設がどんどん誕生しています。そういった新しい施設では優秀な人材を確保するために待遇を充実させていることも多いです。それゆえに新しい医療施設には求職者が集中しやすく、既存の医療施設の人材不足が一層進んでいるという面もあります。高齢化がストップするまではこの動きも続くと予想されます。